上野竹林王国物語~白浜王国編~122016.07.31 23:49 【白浜王国・桜桃の間】旅に出ることが決まった桜桃ちゃんは、その準備をしていた。桜「……」桃「……」2人は無言で準備を進める。桜「桃たん、何か喋ってくだしゃいよ」無言に耐えきれず口を開く桜浜。桃「そういう桜たんこそ、いつもうるさいくらい調子はずれに鼻歌とか...
上野竹林王国物語~白浜王国編~112016.07.11 23:56【白浜王国宮殿内書物庫】海浜は悩んでいた。陽浜と優浜が旅に行けない理由はここでハッキリした。それを伝えれば、さすがにあの2人も納得するしかないだろう。国王が決めたことではなく、古くから伝わる言い伝えが残っていたのだから。海(言えないよな…。桜桃ちゃんの命の保証がないかもしれないだ...
上野竹林王国物語~白浜王国編~⑩2016.06.20 04:00【白浜王国宮殿内書物庫】某日、海浜はここにいた。とある調べ物をするために。事の始まりは、遡ること数日前。海「最近、あの2人の機嫌が悪くて困ってるんですよ、パパ~。・゚・(*ノД`*)・゚・。」永明「おや、あの2人とは?」海「…決まってるじやないですか。陽たんと優ちゃんですよ!」海...
上野竹林王国物語~白浜王国編~⑨2016.05.18 03:37【Bar Shine on you】今宵も店は大盛況に終わろうとしていた。ラウママ、ゆーたん、レッサー兄弟は、それぞれ持ち場の片付けをする。優浜心の中(このタイミング逃したら有耶無耶になってまうわ。何とかママと話せな)色々と考えているうちに、レッサー兄弟の帰る時間になったらしい。...
上野竹林王国物語~白浜王国編~⑧2016.04.13 04:00【白浜王国宮殿】陽「…知らないうちに寝ちゃってたんだ」ふと目が覚めた陽浜。時計は深夜2時を指していた。そんなことはお構い無しに、陽浜はある場所へ向かう。?「……」陽「……」突然の訪問に、部屋の主は冷めた声で言った。海「ねぇ、今何時か分かってる?」部屋の主は海浜。陽浜は知っていた。...
上野竹林王国物語~白浜王国編~⑦2016.04.03 12:06【Bar Shine on you】よーたんが帰った後。店は開けないといけないため、ラウママとゆーたんは、せっせと準備する。ラウ「料理はレッサーくんたちに任せちゃいましょうか」優「せやな。あの子らの方が、陽おねーたんよりマシなもん作ってくれるで。多分」ラウ「それもそうね。ホント、...
上野竹林王国物語~白浜王国編~⑥2016.04.01 04:00【Bar Shine on you】開店の準備をする、ラウママ、よーたん、ゆーたんの3人。口にこそ出さないが、先日の件で心の中はモヤモヤしていた。陽「ねぇ、優ちゃん…」優「何や?」陽「何か腑に落ちないのは、あたしだけじゃないよね?」優「まぁ、、、ママや海おにーたんがどう思ってるか...
上野竹林王国物語〜白浜王国編〜⑤2016.03.30 08:47ある日の午後。白浜王国の国王の間に、浜家族が集合していた。永明国王の隣には、良浜女王。2人に向き合うように、海浜王子、陽浜、優浜、桜浜、桃浜の各王女が並んで立っている。ラウ「あなた、話って一体…?」女王が不思議がる。陽「こんな時間に招集かかるって珍しいよね」陽浜王女も不思議そうだ...
上野竹林王国物語~白浜王国編~④2016.03.24 03:59海「…で、父上。今回は、上野竹林王国にはお断りするということでしょうか?」永明「うむ。最初はそれも考えたのだが…」海「だが、何でしょう?」永明「“あの子たち”を行かせてはと、思ったのだよ」海「父上…もしや、陽たんと優ちゃんのことでしょうか…?」永明「海くん……」国王は、しばし黙っ...
上野竹林王国物語~白浜王国編~③2016.03.11 03:53某日、白浜王国宮殿内にて。永明「海くん、ちょっと…」海「あ、パパ…じゃない。何でしょうか、父上」永明「海くんの耳にも入っているかもしれないが、上野竹林王国のリーリー王子とシンシン王女が旅に出たそうだ」海「旅?どこへ…」永明「何でも、黄金のタケノコを探す旅だそうだ」海「黄金のタケノ...
上野竹林王国物語~白浜王国編~②2016.03.03 23:51ここは白浜王国の街のはずれにある、週末のみ開かれる小さな酒場。その名は、Bar Shine on you。小さいながら、美人のママと娘がもてなしてくれると評判の酒場なのである。ママ「さ、今日も頑張ってお客様をお迎えするわよ!」娘「はーい!」…実はこの店は、白浜王国女王の良浜と、そ...
上野竹林王国物語~白浜王国編~2016.03.01 11:38ここは白浜王国。大きな国ではないが活気があり、他国からも一目を置かれている。この国を治めているのは浜家族の長、永明。子孫繁栄の第一人者として知られている。また、彼の息子である海浜王子のおちりを拝むと幸せが訪れるとの逸話から、彼のおちりを拝みにくる旅人も少なくはない。【浜家族】永明...