【Bar Shine on you】
開店の準備をする、ラウママ、よーたん、ゆーたんの3人。
口にこそ出さないが、先日の件で心の中はモヤモヤしていた。
陽「ねぇ、優ちゃん…」
優「何や?」
陽「何か腑に落ちないのは、あたしだけじゃないよね?」
優「まぁ、、、ママや海おにーたんがどう思ってるかは分からんけどな。少なくとも、あたしはモヤモヤや」
陽「あたしだけじゃないんだってことに安心したよ」
そう。
よーたんの心はモヤモヤでいっぱいだった。
陽浜心の中(そりゃさ、海くんのおちりの事情は仕方ないにしても。何であの2人なの?)
言葉にできないことで、モヤモヤは広がっていく。
陽浜心の中(パパの中で、あたしと優ちゃんっていないことになってるの?)
陽浜心の中(別に、旅に出たかったわけじゃない。でも、あたしの存在をすっ飛ばすなんて納得できないっ!)
よーたんは、だんだんと苛立ってきた。
料理をする手つきも乱暴になってくる。
優「よよよよ陽おねーたん!ちょっと塩入れすぎちゃうか?」
近くにいたゆーたんが慌てて止めにくる。
陽「あーーーーー!」
予想外な出来事に、よーたんもびっくり。
優「……もう」
ゆーたんは、呆れてため息を漏らす。
優「ただでさえ、好き嫌いの分かれる斬新この上ない料理ばっかりなんやさかい、せめて食べられるもん作ってや!」
ラウ「そうね。疲れてるなら、今日は帰って休んでてもいいわよ」
陽「…今日はそうしようかな。じゃ、ママと優ちゃん、あとはお願い」
それだけ言うと、よーたんは店を去って行った。
帰り道。
何となく帰る気にはなれなかったのだが、特に行くあてもなかった。
陽浜心の中(結局、あたしが帰る場所はここってことね…)
ぱたん。
部屋の鍵を閉めると、そのままベッドに倒れ込んだ。
そして、そのまま眠り込んでしまったのだった。。。
明日、パパと海くんと話してみよう。
うっすら、夢におちる前にそう思った、よーたんであった。
上野竹林王国物語の本編は、いのぱんだ様のブログでお楽しみ下さい(*^^*)
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