上野竹林王国物語~白浜王国編~⑦

【Bar Shine on you】

よーたんが帰った後。
店は開けないといけないため、ラウママとゆーたんは、せっせと準備する。

ラウ「料理はレッサーくんたちに任せちゃいましょうか」

優「せやな。あの子らの方が、陽おねーたんよりマシなもん作ってくれるで。多分」

ラウ「それもそうね。ホント、あの子の独特すぎる味覚、誰に似たのかしら…?」

優浜心の中(誰って、ママ以外誰がおるねん)


表向きには出さないが、ゆーたんもまた、モヤモヤとした気持ちを抱えていた。

↓↓↓ここからは、ゆーたんの心の声でお届けします。

まぁ、陽おねーたんがモヤモヤする気持ちは分かるわ。
そもそもパパは、えらいあの子ら気にかけてるもんなぁ…。
でも、あたしも陽おねーたんも、旅に出られへんからモヤモヤするんちゃうんよな。
一言相談して欲しかっただけや!

…ママは知ってたんやろか?


ゆーたんはふと、ラウママはこの状況についてどう思ってるのか聞きたくなった。

優「ママ、ちょっと……!」
ゆーたんがラウママに声をかけようとしたとき、

レッサー兄弟「おはようございまーす!今日もよろしくお願いします!」

バッドなタイミングでレッサー兄弟が出勤。

優浜心の中(あちゃー(>_<)
まぁ、今度でえぇわ)


そして今宵も店は開く。
いつもどおりラウママはお酒を提供し、レッサー兄弟は女性客に大人気!
レッサー兄弟の料理が提供される、珍しいスタイルとなったため、店は大反響だった。

優浜心の中(あたしや陽おねーたんがどんな気持ちであろうと、時間は容赦なく流れるんやな。
しゃーないことや。あたしかて、お腹も空けばトイレにも行くわ)


ゆーたんは踊った。
踊ることで、モヤモヤした気持ちを紛らわせたかった。

そんな気持ちがダンスに反映されたのか、いつも以上に憂いを帯びたゆーたんのダンスに、観客たちは酔いしれていた…。





上野竹林王国物語の本編は、いのぱんだ様のブログでお楽しみ下さい(*'▽'*)♪

monochrome diary

なんてことない日常や、趣味で作っているパンやお菓子、動物園の写真をupしています。 白浜劇場の新章は、こちらでスタートする予定です・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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